ウィーン・フィル、ニューイヤーコンサート2011!来年の指揮者はヤンソンス!
明けまして、おめでとうございます。
本年もフレンドシップ・コンサートを宜しくお願い申し上げます。
本日1月1日19時より恒例のウィーン・フィル、ニューイヤーコンサート2011がNHK教育テレビで同時中継放送されます。今年からウィーン国立歌劇場の体制が変更され、その芸術監督に就任した指揮者フランツ・ウェルザー・メストが初めてニューイヤーコンサートの指揮台に上ります。
ウェルザー・メストはオーストリア、リンツ生まれの50歳で18歳のとき交通事故で重傷を負い、ヴァイオリニストから指揮者に転進しロンドン・フィル、チューリッヒ歌劇場、クリーブランド管弦楽団等の音楽監督等を歴任、1998年にウィーン・フィルのデビュー、以来同団と良好な関係を築いてきました。
ウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者ハラルド・クリュンペックによれば30日の本番、31日のジルベスターコンサートはともに順調なできばえで、奇をてらわず楽団の自主性を最大限尊重した指揮が良い結果を生んでいるとのことです。ムーティやメータのようなカリスマ性のある指揮者ではないのでテレビではどのような指揮振りが見られるか興味深いものがあります。
なおチェロのシュヴァルツ・シュルツ以外、フレンドシップ・コンサート仲間は今年のニューイヤーコンサート2011で演奏致します。 なお掲載写真は昨日ウィーン楽友協会大ホールで行われたジルベスターコンサートのものです。
また来年2012年のウィーン・フィル、ニューイヤーコンサートの指揮者がマリス・ヤンソンスに正式決定されました。彼がニューイヤーコンサートに初登場した2006年以来、その素晴らしい指揮振りから、特にウィーン・フィルの内部より再起用の極めて強い希望がありました。 現在ヤンソンスはバイエルン放送交響楽団及びロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の両名門楽団の常任指揮者を務めて、その指揮者としての充実振りには目を見張るものがあります。おそらく近年で最も優れたニューイヤーコンサートが繰り広げられるものと思われます。
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