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2011年7月23日 (土)

ダニエル・ゲーデが来日しました!

去る720日ヴァイオリニスト、ダニエル・ゲーデ(ウィーン・フィル前コンサートマスター)が来日しました。お昼を食べながら久々にゆっくり話をしました。まず話は東日本大震災及び福島第一原発のことになり、彼の周辺でも今回の彼の来日に随分反対する意見があったそうです。

日本では23日から宮崎県で開催される霧島国際音楽祭でセミナーを開催し、コンサートをプロデュースするそうです。霧島国際音楽祭の後は軽井沢国際音楽祭に招かれ、お盆過ぎには夫人のふるさとである北京によって先に子供たちと里帰りしている家族と合流、例年通り中国での夏休みとのこと。この間中国でも幾つかのコンサートに出演、その中には夫人(ピアニスト、スイシュ・リュウ・ゲーデ、Xuesu Liu Gaede)とのデュオも含まれています。9月にはいると本年6月に実弟や親友たちと設立したゲーデ弦楽四重奏団の長いリハーサルが始まります。11月の日本公演に向けてのものです。

スイシュー夫人とゲーデは夫人がドイツ留学中、今から21年前に知り合って結婚、2人の息子たちの成長とともに、夫人はコンサートピアニストとしてのキャリアを再スタートさせている。つい先日もゲーデとブラームスのソナタ集をCD化したばかりです。

(今回ゲーデに訊ねた興味深いエピソード)

問1.夫婦が共演者ということのプラスマイナスは?

(回答)良くも悪くも『距離感』がとても近いということです。うまく言っている場合は意志の疎通が極めてスムースですが、いったん対立してしまった場合はキツイこともあります。

問2.音楽家としての才能とは?

(回答)『才能がない』ということは最長でもその人の演奏を30秒聴けば間違うことなく判断できます。例えば私の大学での入試では15分間の実技テストをどの受験者にも課しますが、実際の採点は最初の30秒で済んでいます。これは私に限ったことではありません。従って残りの14分半がとても長く感じることが多々あります。『才能がある』という場合も、その才能がどの程度開花していくかは全く未知数です。

問3.優れたヴァイオリニストの音色の違いはどこから生まれますか?

(回答)これは本当に分かりません。おそらくあまりにも多くのファクターが関係していて分析できないのでは、と思っています。

問4.お子さんは将来音楽家志望ですか?

(回答)長男フリップ(13才)はラッキーなことに音楽家になることを希望していません。この秋から全寮制の学校に通いますが、数学が得意なので、それを生かすような道に進むのではと思います。次男フローリアン(11才)はチェロ奏者を希望していますので、私たちは極めて注意深く見守っています。

問5.独奏者、室内楽奏者、教育者として現在たいへん充実した生活を送っていらっしゃいますが、ウィーン・フィルのコンサートマスターを退職された後ベルリン・フィルからもコンサートマスター就任の強い要請があったと伺っていますが? 

(回答)はい、ベルリン・フィルから何度か打診がありました。しかし私も家内も自由な時間を必要としていましたし、家庭生活と音楽家としての生活とを余裕を持って両立したいと願っていました。世界一忙しいウィーン・フィルのコンサートマスターから現在の立場(ニュルンベルク音楽大学教授)になることが出来たことは、とても幸運だったと思っています。何よりも自分のやりたいと思う活動がかなり自由にできます。

問6.今回の東日本大震災や福島第一原発事故についてボランティアを希望されているとのことですが。

(回答)はい、被災地に行って被災者の皆さんの為に演奏したいと思っています。ゲーデ弦楽四重奏団とは11月4日に被災地での演奏会が予定されているようです。来年2月には私の実の兄弟で組織するゲーデ兄弟弦楽三重奏団での東北に特化したボランティアコンサートツアーを計画しています。

(写真は2011722日品川プリンスホテルにて撮影)Dscn15921

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