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2012年5月

2012年5月30日 (水)

チェロ奏者、セバスティアン・ゲーデが来日しました!

去る2月に来日しゲーデ兄弟弦楽トリオの一員として東日本大震災被災地応援ツアーで、19回の感動的なコンサートを行なったゲーデ兄弟の末弟セバスティアン・ゲーデが北ドイツ放送交響楽団とともに 2週間にわたる日本ツアーを終え、明日帰国します。今回、北ドイツ放送交響楽団は首席指揮者のトーマス・ヘンゲルブロックと共に日本各地で素晴らしい演奏を披露しました。同楽団はフルトヴェングラーを筆頭にオットー・クレンペラー、ハンス・クナッパーブッシュ、エーリッヒ・クライバー等の錚々たる巨匠たちに愛された実力派オーケストラで、歴代の首席指揮者にはハンス・イッセルシュテットやギュンター・ヴァント等が並んでいます。Dscn0315最終日のサントリーホールでのコンサートを終えて、一緒に食事をしました。昨年秋のゲーデ四重奏団のツアーやゲーデ3兄弟で訪問した被災地ツアーのこと、お互いの近況と将来のこと、また2013年の被災地再訪のプラン、そして2014年に予定しているゲーデ四重奏団の日本再訪、話は尽きません。また6月中旬からリハーサルが始まるバイロイト音楽祭の裏話等々・・・Dscn0316 もちろんダニエル・ゲーデやトーマス・ゲーデのことも。海産物アレルギーのセバスティアンのため、西麻布の名店ハレカイズ(電話:03-3400-8012)で無理をお願いして、たくさん美味しいものを頂きました。

セバスティアンは明日のエールフランス機でハンブルクに戻り、明後日の16時から行なわれるトリスタンとイゾルデで演奏します。

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2012年5月 6日 (日)

Tさんからのお便り・・・ボローニャより

Tです。本日、ミラノから無事にボローニャに到着し、NOWHEREの会場におもむき5曲ばかり演奏を聞いてから机に、貴方からご依頼頂いたお花を置いてきました。Photoやはり会場の中は誰一人言葉を発しない空間で、フォルメンティさんも私を一瞥しつつも口の端をちょっと歪めるだけで声は発しない形。黙々とただピアノを弾き、弾き終わると演奏した曲目を白い壁に鉛筆で記していきます。演奏室の四方の壁はケージやフェルドマン、サティらの曲目と演奏時刻で埋まっていました。会場で聴いているのはボローニャの大学生や音楽愛好家たちのようで、お互いに顔見知りも多いらしく、誰も喋らないながらも、この空間を楽しもうという親密な空気が漂っていて、居心地のよい場所でした。101016025フォルメンティさんが部屋を外した隙に、写真の花束を机に置きましたが、それも微笑ましい行為として、暖かく受け止められているようでした(ほかに、学生さんが差し出したイチゴをフォルメンティさんが一つつまんで食べる場面もありました)花に差したメッセージを見たフォルメンティさんは、ニヤリとしてメッセージに返信を書いて渡してくれましたが『ありがとう、君のことは覚えているが、演奏の途中で話してはいけないことになっている。来てくれてありがとう。』といったことが書いてあり感激しました。Marino_101015062マットレスとクッション以外のほぼ全ての家具が廃された白い部屋に、ケージの音楽が響いているのも実に面白く、有意義な時間でした。

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マリノ・フォルメンティ (Marino Formenti) ピアニスト・・・(4)

現地時間5月5日午後9時56分、フォルメンティのNOWHERE2012が幕を下ろしました。部屋の明かりが消され、人々が静かに去って行きます。窓の向こうは週末のボローニャの賑わいを映しています。024 去りがたいのでしょうか・・・10人以上の人々がフォルメンティが外に出てくるのを待っているようです。026

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マリノ・フォルメンティ (Marino Formenti) ピアニスト・・・(3)

ついに5月5日(祝)NOWHEREの最終日です。4月24日(火)午前11時からスタートしたフォルメンティの壮大な演奏も、あと残すところ2時間弱です。いつもと同じように片隅においてある粗末な木製の机で、たった今、これも粗末な-美食の町ボローニャでは実に貧弱な-夕食を取って、これから最後の演奏に向かいます。027この12日間良好なストリーミングのおかげで毎日彼の演奏を聴くことが出来ました。聴衆は日に日に多くなり、この稀有な演奏会を存分に楽しんでいます。昨年のNOWHEREが終了した時に、どんなことを感じたかとフォルメンティに訊ねました。「明らかに自分と音楽がまったく一体のものとなって、無垢な喜びを感じることが出来た。この感情は他の機会では得ることのできないものだ。」と答えました。

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