ウィーン・フィル、新執行部選出!クリュンペックがGeshäft Führerに選ばれました!
さる6月11日ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は次期Geshäft Führer(General Manager)にヴァイオリン奏者のハラルド・クリュンペック(45才)を選出しました。
ハラルド・クリュンペック(Harald Krumpöck)1968年ウィーンに生まれる。故郷のキルシュラグにて6歳の時初めてヴァイオリンのレッスンを受ける。1984年よりウィーン音楽大学にてミカエル・シュニッツラーやゲアハルト・へッツェルとともに学び、1991年よりアルフレッド・スター教授に師事する。一方、国際ユース・コンクールの賞としてアメリカ、グリーンボローの「イースタン音楽祭」の奨学金を得、そこでジェラール・プレやジョセフ・ジンゴールドらと学ぶ。1994年国際ブラームス・コンクールにてISONピアノ三重奏団で優勝。1987年にグスタフ・マーラー・ユース管弦楽団のコンサートマスター、1993年ウィーン国立歌劇場管弦楽団団員、1996年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団団員となる。またウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団やウィーン・フィルハーモニア五重奏団、アンサンブル・コントラプンクト、ゲーデ・トリオなどいくつかの室内楽団と積極的に演奏を行っている。
また対外的にウィーン・フィルを代表するVorstand(楽団長)には、やはりヴァイオリニストのアンドレアス・グロスバウアーが選ばれました。(写真はウィーン・フィルHPより)16年間楽団長を務めたクレメンス・ヘルツベルク及びゼネラルマネージャー、ディーター・フルーリーの後を受け、本年9月1日よりこの40才台に若返った新執行部により、新たなウィーン・フィルの歩みが始まります。世界にただ一つの自主独立したこのオーケストラの行く手には常に多くの難問が横たわっています。激動する時代にアジャストしながら未来を切り開いていく、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の更なる発展に期待したいと思います。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント