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今年も3月18日午前10時よりマリノ・フォルメンティ(MARINO FORMENTI)によるNOWHERE(NO WHEREとNOW HEREをかけた言葉遊び)がブリュッセルの中心部にあるthe Zsenne art labでスタートしました。(下の写真は昨年9月にフレンドシップ・コンサートの友人達とウィーンを訪問した際に撮影)
この期間フォルメンティは午前10時から午後10時までただただピアノを弾き続けます。誰とも話すことなく、ピアノの置かれた部屋をまったく離れることなくそこに起居します。眠ることも食事を取ることも、その部屋で行います。
演奏曲目はバロックから現代曲まで、「フォルメンティは音楽の中に消失する。」と説明されています。3月29日(日)の午後10時にこのパフォーマンスは終了します。初日の今日は夜10時(ヨーロッパ時間)を過ぎて聴衆が帰ったあと、また演奏し始めました。
観客は自由にこの会場を覗き、出入りし、音楽を楽しんだり、読書をしたり、眠ったりすることができます。
この様子は以下のサイトでその全てがライブ中継されます。
http://www.kaaitheater.be/en/e1580/nowhere/
既に欧米では「21世紀のグレン・グールド」と激賞され、現代曲を弾かせたら彼に並ぶピアニストはいないとされています。そのソリスト及び指揮者としての活躍は目を見張るものがあります。マリノ・フォルメンティは無名であった2000年から2010年までウィーン・フーゴ・ヴォルフ三重奏団のメンバーとして、フレンドシップ・コンサートの活動を支え続けてくれました。その後、欧米での演奏活動が極めて多忙になり来日はしていませんが、常に我々に熱いエールを送り続けてくれます。
彼はこのパフォーマンスを終えるたびに「音楽に一歩一歩近づいていると確信する」と語っています。
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