ウィーン・フィルが楽友協会大ホールで演奏会をスタートします!
5月半ばにロックダウンが段階的に解除され、徐々に日常を取り戻しつつあるオーストリアでは、昨日(5月29日)にはホテルも再開されました。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者で自由学園客員教授のハラルド・クリュンペックとその家族は、大自然に囲まれたザルツブルクの自宅で楽しんでいます。
オーストリア国内の感染者数は16,685人(死者668人)で約880万人の人口で考えると、決して小さくはない数字です。イタリアと国境を接するチロル地方がCovid-19のホットスポットとなったことは、南ドイツと同じ状況です。
そんな状況下ですがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は以下の日程で演奏会を開始します。
6月5日、6日、7日 指揮:バレンボイム
6月13日、14日 指揮:ムーティ
6月19日、20日、21日 指揮:ウェルザー=メスト
ただ、これらの演奏会はウィーン楽友協会のゴールデンザールに各回わずか100名の人々を招いて行うものです。ウィーン交響楽団もやはり2回のコンサートを計画していますが、限られた聴衆を入れて行われます。
また夏のザルツブルク音楽祭は全体で約90の公演が実施されます。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は4回のコンサートと2演目のオペラ(エレクトラとモーツァルト作品)に出演しますが、2000人以上入るザルツブルク祝祭大劇場に数百人を入れての公演が考えられています。
ウィーン国立歌劇場のオペラは9月まではお休みです。6月に室内楽の演奏会やウィーン・フィルのガラコンサートが実施されます。
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