ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート(指揮:リッカルド・ムーティ)が開催されました。
1月1日午前11時過ぎよりウィーン楽友協会大ホール(黄金の間)で、2021年のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート(指揮:リッカルド・ムーティ)が開催されました。初めての試みとして無観客で行われ、毎年世界中からの聴衆で埋まるゴールデンザールにはウィーン・フィル団員とムーティだけが入りました。1993年以来6回目の登場になったムーティはさすがに見事な指揮ぶりで、ウィーン・フィルと共に素晴らしい演奏を披露しましたが、観客のいないコンサートの限界も感じさせるものでした。
私たちフレンドシップ・コンサートの仲間ではコンサート・マスターのライナー・ホーネック、楽団長のダニエル・フロシャウアー、ミラン・シェテナ、ヴィオラのトビアス・リー、ミヒャエル・シュトラッサー、チェロのタマシュ・ヴァルガ、ラファエル・フリーダーなどが出演しました。
特にソロチェロのヴァルガが見事なソロやデュオを披露しました。
2022年のニューイヤー・コンサートはダニエル・バレンボイムが指揮をします。
ウィーン・フィルでもオーディションのたびに女性団員が進出し現在は総数で18名になったそうです。
現在3回目のロックダウン実施中のオーストリアでは、国立歌劇場、ウィーン・フィルを含め、全ての劇場が活動を停止していますが、ウィーン・フィルは配信のための演奏は続けています。このロックダウンは1月18日には解かれる予定です。
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