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2023年3月

2023年3月17日 (金)

2月10日(金)故エックハルト・ザイフェル)ト(Prof. Eckhard Seifert) 氏の家族葬がウィーン(Mödling)で行われました。

葬儀にはマリオン夫人と4名のご子息(カロリーネ、シビレ、ラリッサ、ニコラス)、兄ギュンター、姉ウタさんと甥・姪らご親族、そして友人ら多くの関係者が参列しました。

ウィーン・フィルからはキュッヒル・クワルテットやウィーン・リング・アンサンブルでも、長年活動を共にしたライナー・キュッヒル(Prof. Rainer Küchl、前ウィーン・フィル、コンサートマスター )氏らが多数の方が参列し、団員有志が以下の楽曲を演奏しました。キュッヒル氏はザイフェルトの生まれ故郷ヴァイヤーの隣町、バイトフォーヘン・アンデア・イプスの生まれです。

バッハ G線上のアリア

モーツァルト クラリネット五重奏曲 ラルゲット

エルガー エニグマ変奏曲よりニムロッド

演奏者

(ヴァイオリン)

ギュンター・ザイフェルト

ライナー・キュッヒル

キャサリーナ・エンゲルブレヒト

キリル・コバンチェンコ

ドミニク・ヘルツベルク

ギュンター・ザイフェルト・ジュニア

(ヴィオラ)

ペーター・オクセンフォッハー

ロベルト・バウワーシュタッター

(チェロ)

ラファエル・フリーダー

フランツ・バルトロメイ

(クラリネット)

ヨハン・ヒンドゥラー

 

NPOフレンドシップ・コンサートのためのエックハルト・ザイフェルト氏・活動歴(日本ツアーのみ)

1994年10月 13公演(シャゲレル・トリオ・ウィーン)

1995年10~11月 10公演(ウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団)

1997年3月 12公演(ウィーン・ヴァイオリン四重奏団)

1999年 15公演(ウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団)

2000年 20公演(ウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団)

2003年 25公演(ウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団)

エックハルト・ザイフェルト氏は卓越したヴァイオリン奏者であり、教育者でもありました。そしてどのような時でも、常に微笑みを絶やさない穏やかな方でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。丸岡 努

向かって右からギュンター・ザイフェルト、エックハルト・ザイフェルト、ゲアハルト・イベラー、エドワルド・クドラック・・・現在は全員が退職者団員です。2003年来日ツアーの為、ウィーン楽友協会で撮影された宣材写真です。

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オーストリア大統領ハインツ・フィッシャー氏とザイフェルト兄弟。

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2023年3月14日 (火)

訃報 去る1月21日前ウィーン・フィル首席第一ヴァイオリン奏者 エックハルト・ザイフェルト(71歳・Prof. Eckhard Seifert)さんが逝去されました。

前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席第1ヴァイオリン奏者で、同じく同団第一ヴァイオリン奏者ギュンター・ザイフェルトの実弟であるエックハルト・ザイフェルト(Prof. Eckhard Seifert)さんが、1月21日ご逝去されました。享年71歳

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謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のホームページに掲載された訃報」(原文はドイツ語です。)

1月21日、エックハルト・ザイフェルトの訃報に接し、私たちは大変な悲しみに包まれました。

彼は1952年3月1日、オーバーエスターライヒ州ヴァイヤーに生まれ、ザルツブルクのモーツァルテウムのヤロスラフ・スーチー教授を経て、当時のウィーン音楽アカデミー(現在のウィーン音楽・舞台芸術大学)のフランツ・サモヒル教授に師事しました。20歳の時、すでにウィーン国立歌劇場のオーケストラの第一ヴァイオリンのオーディションを勝ち抜き、1975年に第一ヴァイオリンの首席奏者となりました。このポジションで彼は同僚や聴衆に親しまれ、オーケストラのトレードマークのような存在になったのです。オーケストラでの活動に加え、エクハルト・ザイフェルトは、ザイフェルト・カルテットの第1ヴァイオリン奏者(1976-1980)、ウィーン・ストリング・ソロイスツのコンサートマスターとして、最も熱心な室内楽奏者の1人でした。1980年から2012年までキュッヒル弦楽四重奏団、1990年から2012年までウィーン・リング・アンサンブルのメンバーとして活躍しました。この間、ベートーヴェンやモーツァルトの弦楽四重奏曲の全曲録音や、ハイドンの四重奏曲の全曲録音など、数多くの録音に参加しています。

また、Dkfm.Angelika Prokopp Privatstiftungから当楽団に貸し出されている、1727年製のアントニオ・ストラディヴァリのヴァイオリンを7年間使用し、演奏しました。

 1999年、ザルツブルク州より功労賞(Golden Decoration of Merit)を授与され、2002年には連邦大統領トーマス・クレスティル博士より「プロフェッサー」の称号を授与されると同時に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の名誉の指輪、2012年には連邦大統領ハインツ・フィッシャー博士からオーストリア共和国への貢献に対する名誉の銀賞を受賞しています。

 エックハルト・ザイフェルトの逝去によって、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、何十年にもわたって、オーケストラの品質と芸術的名声を支え、形成してきたメンバーを失いました。彼の人生は、決して平坦なものではなく、創立者オットー・ニコライの「常に最高のものを目指して、共に、そして自分の中で努力する」という願いに応えるためのものでした。

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2023年3月 2日 (木)

ダニエル・ゲーデはベルリン・バロック・ゾリステン、フランク・ペーター・ツィンマーマンとツアー中です!

ダニエル・ゲーデは指揮者兼第1ヴァイオリン奏者として、ベルリン・フィルのトップ奏者で組織されているベルリン・バロック・ゾリステンとドイツ・スイスツアーをしています。ゲスト奏者には名ヴァイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマンを迎えた溜息の出るような布陣です。

2月25日:フュルト(バイエルン州)

2月26日:ミュンヘン

2月27日:ジュネーブ

2月28日:ラ・ショー=ド=フォン

3月2日:エッセン

3月5日:ベルリン

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ゲーデは自宅に戻れるケースではホテルに泊まらず帰宅し、指揮者兼音楽監督として演奏会を楽しんでいるそうです。下の写真はレマン湖(ジュネーブでゲーデ撮影)

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